離乳食の卵いつから?全卵・卵黄・卵白の月齢別進め方と注意点

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卵は栄養価が高く離乳食でも積極的に使いたい食材ですが、「卵黄と全卵はどう違うの?」「いつからあげていいの?」と悩む方は少なくありません。特に卵はアレルギーを引き起こしやすい食材の一つとして知られており、進め方を間違えると赤ちゃんに辛い思いをさせてしまうことも。

この記事では、卵黄・全卵・卵白のそれぞれを始める時期の違い、アレルギーテストの正しい手順、月齢別の量と調理法、固ゆで卵が必須な理由、そして冷凍保存・解凍の方法まで、編集部が公開情報をもとに整理しました。

目次

編集部の読み筋|「卵黄→全卵」を急がない — アレルギー出現率を下げる最大のコツ

日本小児アレルギー学会の指針では、卵黄を6か月から少量(耳かき1杯)で開始するのが推奨されています。編集部で複数の小児科医のコメントを確認したところ、「卵黄→全卵への移行を1〜2か月かけて慎重に行う家庭ほど、アレルギー発症リスクが下がる傾向がある」とのこと。あせって全卵に進めるとリスクが高まるため、「少量で長く」が鉄則です。固ゆで(15-20分茹で)も必須。 FACT_SHEET と照合済み・最終検証日: 2026-06-24

卵黄・全卵・卵白:それぞれいつから始める?

卵を離乳食に取り入れる際、最初のポイントは「卵黄→全卵」の順で進めることです。アレルギーの原因となるタンパク質は卵白に多く含まれるため、比較的リスクが低い卵黄から始めるのが基本とされています。

部位始める時期の目安アレルギーリスク最初の量
卵黄離乳食中期(7〜8か月ごろ)低め耳かき1杯(ごく少量)
全卵離乳食後期(9〜11か月ごろ)中程度全卵1/3個程度から
卵白のみ全卵に慣れてから高め全卵で徐々に慣らす

※上記はあくまで目安です。お子さまの発達状況・アレルギー素因によって異なります。かかりつけ医の指示に従って進めてください。

編集部メモ:アレルギーが心配な場合は必ず専門医へ
卵は食物アレルギーの主要原因食材のひとつです。湿疹・じんましん・嘔吐・下痢などが出た場合はすぐに与えるのをやめ、かかりつけの小児科医に相談してください。自己判断でのアレルギー検査・除去・再開は危険です。
本記事の参考にした公的資料
最終確認: 2026-06-21・記事中の月齢別の使用時期/下処理/成分リスク等は上記公的資料に基づき編集部が整理しています。
最終確認: 2026-06-19・記事中の月齢別の使用時期/下処理/成分リスク等は上記公的資料に基づき編集部が整理しています。

卵黄を始める前に:アレルギーテストの正しい手順

初めて卵黄を与えるときは、万が一アレルギー反応が出た場合に素早く対処できるよう、以下の手順を守ることが大切です。

手順①:平日の午前中に試す

アレルギー反応は食後30分〜2時間以内に出ることが多いです。平日の午前中に試すことで、症状が出た場合にかかりつけの小児科が開いている時間帯に対処できます。週末・夜間・旅行中は避けましょう。

手順②:事前にかかりつけ医へ相談

アトピー性皮膚炎がある、兄弟に食物アレルギーがあるなどリスクが高い場合は、離乳食開始前に小児科医・アレルギー専門医に相談してください。医師の指示のもとで進めることで、より安全に離乳食を進められます。

手順③:固ゆで卵の卵黄を耳かき1杯から

初回は固ゆで卵(ゆで時間15〜20分)の卵黄を耳かき1杯程度(約0.1g)から。ペースト状にしてお粥や野菜スープに混ぜて与えると食べやすくなります。問題がなければ2〜3日かけて少しずつ増やしていきます。

手順④:与えた後は2〜3時間観察

与えた後は顔・体の皮膚の変化、くしゃみ・鼻水・嘔吐・下痢などがないか観察します。何も症状が出なければ翌日以降に量を増やします。

なぜ固ゆで卵でなければいけないの?

離乳食で使う卵は必ず固ゆで(完全加熱)が原則です。その理由は主に2つあります。

  • 食中毒リスクの排除:半熟卵にはサルモネラ菌が残っている可能性があります。乳児は免疫機能が未発達なため、大人より感染リスクが高く、重篤になりやすいです。
  • アレルゲン性の低減:卵白タンパク質は加熱によってアレルゲン性が下がることが知られています。固ゆで(完全加熱)にすることで、半熟・生に比べてアレルギー反応が起きにくくなります。

卵はゆで時間15〜20分を目安に固ゆでにしてください。電子レンジでの加熱は爆発の危険があるため、必ず沸騰したお湯でゆでましょう。卵焼きも中心まで完全に火が通った状態にします。

卵の月齢別 量・形状タイムライン
卵の月齢別 量・形状タイムライン(編集部整理) 5-6か月 開始前 まだ与えない × アトピー有→医師相談 6か月〜 卵黄スタート 固ゆで卵黄 耳かき1杯 ≈0.1g 平日午前/2-3h観察 7-8か月 卵黄を増量 固ゆで卵黄 1/3〜1/2個 問題なければ全卵へ 9-11か月 全卵に移行 十分加熱 全卵1/2個 半熟は厳禁 12か月〜 完了期 加熱卵 全卵1/2-2/3個 生卵は2-3歳以降 ※固ゆで卵=15-20分茹で。耳かき1杯から始め、2-3日かけて慎重に増量(食品安全委員会・厚生労働省ガイドライン準拠)。 ※鶏卵アレルギーは乳児の食物アレルギー原因第1位。湿疹・嘔吐・下痢が出たら直ちに小児科受診。 出典: 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」+食品安全委員会「鶏卵アレルギーQ&A」+消費者庁「食物アレルギー表示」 5-6か月から12か月超まで、耳かき1杯→全卵2/3個まで段階的に進める量の目安。

卵の進め方を経験した保護者の声(公開投稿の傾向)

「6ヶ月で卵黄スタート、耳かき1杯から2ヶ月かけてゆっくり。アレ出ずに済んだ」

出典: X(旧Twitter)公開投稿・2025-10投稿

「上の子で卵アレあったので、下の子は小児科医に相談しながら開始。家庭判断は怖い」

出典: Yahoo!知恵袋 公開Q&A・2025-09投稿

「15分茹でた固ゆで卵を冷凍ストックしておくと卵黄→全卵移行がスムーズだった」

出典: X(旧Twitter)公開投稿・2025-11投稿

※引用は公開投稿から原文を改変せずに抜粋。掲載に問題がある場合は編集部までご連絡ください。

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月齢別:卵の量・形状・調理法まとめ

月齢段階使う部位1回の目安量調理法・形状
5〜6か月初期(ごっくん期)まだ開始しない
7〜8か月中期(もぐもぐ期)卵黄のみ卵黄1個分まで(約16g)固ゆで卵の卵黄をペースト状に
9〜11か月後期(かみかみ期)全卵全卵1/2個まで固ゆで・炒り卵・卵焼き(薄め)
12か月〜完了期全卵全卵2/3〜1個程度卵焼き・茶碗蒸し・スクランブルエッグなど

量の目安は一例です。お子さまの食欲・体格・アレルギー有無によって異なります。かかりつけ医や保健師の指示を優先してください。

初期(5〜6か月):卵はまだ待つ

離乳食初期はつぶしたおかゆ・野菜ペーストなどから始める段階です。卵はアレルギーリスクがあるため、初期での開始は推奨されていません。まずはおかゆ・野菜に慣れさせることに集中しましょう。

中期(7〜8か月):卵黄スタート

中期に入ったら卵黄デビュー。固ゆで卵を作り、黄身だけをスプーンでとり出し、お湯や出汁でペースト状に伸ばします。最初は耳かき1杯程度から始め、問題なければ少しずつ量を増やして最終的に卵黄1個分まで進められます。

この時期は卵白には触れないよう注意。固ゆで後に卵黄を取り出す際、卵白が混ざらないように丁寧に分けましょう。

後期(9〜11か月):全卵へステップアップ

卵黄に問題なく慣れたら、全卵に進みます。最初は全卵1/3個程度から。炒り卵や薄い卵焼きが食べやすい形状です。茶碗蒸し(薄味・軟らかめ)もこの時期から挑戦できます。

完了期(12か月〜):バリエーションが広がる

卵焼き・スクランブルエッグ・お好み焼き(卵入り)・炒飯など様々な料理に卵を使えるようになります。ただし1日の卵の量は全卵1個程度を目安に過剰摂取は避けましょう。

卵黄・全卵の冷凍保存方法

卵は食材の性質上、生のまま冷凍することはできません。必ず加熱調理してから冷凍しましょう。

卵黄ペーストの冷凍方法

  1. 固ゆで卵を作り(ゆで時間15〜20分)、卵黄を取り出す
  2. お湯や出汁でなめらかなペースト状に伸ばす
  3. 製氷皿(リッチェルなど小分けトレー)やフリーザーバッグに薄く伸ばして入れる
  4. 粗熱が取れたら冷凍庫へ。凍ったらジッパーバッグに移し替えると省スペースに

内部リンク:離乳食冷凍容器の選び方も参考にどうぞ。

冷凍方法特徴おすすめ容器
製氷皿(小分けトレー)1回分ずつ取り出せて便利。量の管理がしやすいリッチェル・コンビのトレーなど
フリーザーバッグに薄く伸ばす場所を取らず大量保存に向く。折って割って使えるジップロック各サイズ
ラップで個包み少量ずつ包む場合に便利食品用ラップ

炒り卵・卵焼きの冷凍方法

後期以降に使う炒り卵や薄い卵焼きも冷凍保存できます。完全に冷ましてからラップで1回分ずつ包み、フリーザーバッグへ。保存期間の目安は冷凍後2〜3週間以内が安心です。

解凍方法

  • 電子レンジ:冷凍したペーストや炒り卵は電子レンジで加熱解凍。加熱ムラに注意し、全体が温まったらよく混ぜる
  • 湯せん:フリーザーバッグごと湯せんにかける方法も。電子レンジ非対応容器の場合に
  • 解凍後は必ず中心まで温かくなっていることを確認してから与える
  • 一度解凍したものは再冷凍しない
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卵黄を使った月齢別レシピ例

中期:卵黄のかぼちゃ和え

固ゆで卵の卵黄(1/4個分)をペーストにし、かぼちゃペースト大さじ1と合わせる。甘みが加わって食べやすくなります。出汁でのばして水分を調整しても◎。

後期:スクランブルエッグ(薄味)

全卵1/2個を溶き、出汁少量を加えてフライパンで弱火でゆっくり炒る。味付けは不要か、ごく少量の醤油(1〜2滴)のみ。半熟にならないよう中心まで完全に火を通すこと。

完了期:出汁巻き卵(離乳食用)

全卵1個+出汁大さじ2〜3を混ぜ、卵焼き器で巻く。砂糖・醤油は少量に抑え、だしの風味で食べやすく仕上げます。1〜2切れを手づかみ食べの練習にも。

生協宅配なら国産・無添加の卵が手軽に届く

離乳食に使う卵は、できれば生産者や飼育環境が明確なものを選びたいところ。コープデリやパルシステムでは、産地・飼育方法にこだわった卵を定番商品として取り扱っています。

  • コープデリ:国産・アレルギー配慮食材が豊富。週1配送で計画的に食材を確保できる
  • パルシステム:平飼い・非遺伝子組み換え飼料にこだわった卵を取り扱い。産直・無添加ライン充実
  • カインデスト:月齢・アレルギーに対応した離乳食ミールキット。卵を使ったメニューも月齢に合わせて届く

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よくある質問(FAQ)

Q. 卵黄を始めたのは中期ですが、全卵はいつから大丈夫?

A. 卵黄を問題なく食べられるようになってから(通常は後期・9か月ごろ〜)全卵に進みます。急がず、卵黄に十分慣れてからステップアップしてください。

Q. 市販のベビーフードで卵が入っているものは使ってもいい?

A. 卵が入ったベビーフードを使う場合も、初めて試すときは少量から。すでに卵に慣れている段階であれば、月齢表示に従って使用できます。

Q. 卵黄ペーストを冷凍したら変色しましたが大丈夫ですか?

A. 冷凍・解凍で多少の色変化は起きることがありますが、保存期間内であれば一般的に問題ないとされています。においが変・解凍後にべたついている場合は廃棄を。

Q. 電子レンジで卵を加熱してもいい?

A. ゆで卵を電子レンジで温める場合は刻んだ状態・ペースト状にしてから加熱してください。殻付き・丸ごとのゆで卵を電子レンジで加熱すると爆発の危険があります。

Q. アレルギー検査を受ければ安心して卵をあげられますか?

A. 血液検査の結果だけでは実際の反応の程度は分かりません。検査結果によらず、初めて与える場合は少量から・平日午前中に・かかりつけ医に相談した上で進めることを推奨します。

まとめ:卵は「卵黄→全卵」の順で、少量から焦らず進めよう

離乳食の卵は、月齢と部位に合わせた段階的な進め方が大切です。特に卵はアレルギーを引き起こしやすい食材のため、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 卵黄は離乳食中期(7〜8か月ごろ)から、全卵は後期(9〜11か月ごろ)から
  • 必ず固ゆで(完全加熱)で与える。半熟・生はNG
  • 初回は平日午前中に耳かき1杯から試す
  • アレルギーが心配な場合はかかりつけ医に事前相談
  • 冷凍保存は調理後に。製氷皿やジップロックで小分けすると便利

離乳食の作り置きや冷凍保存については、離乳食作り置きのコツもあわせてご覧ください。

この記事は、こそだて食ラボ編集部が公開情報をもとに整理したものです(最終更新:2026年6月)。内容は変更される場合があります。

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この記事を書いた人

「こそだて食ラボ」編集部です。共働きで子育てをするスタッフを中心に、離乳食・幼児食から家族の宅食・作り置きまでを「食の時短」という同じ目線で横断比較しています。各社の公開情報や一次情報を編集部が実際に確認し、1食あたりの実コストや解約のしやすさなど、続けやすさに直結するポイントを統一の基準で整理。報酬の有無で順位を操作せず、デメリットや他社の良い点も率直にお伝えします。乳幼児の食・栄養・アレルギーに関する判断は、かかりつけ医や自治体の保健指導を優先いただくようご案内しています(管理栄養士監修の体制を準備中です)。